勝手に大阪観光大使の田中やんぶ、番外編で京都の川島織物セルコンさんへ
川島織物セルコンさんは1889年のパリ万博からずっと世界中の万博会場内に出品されている老舗の織物の会社です。そこの会長である山口様と万博開幕前のイベントで出会ったやんぶさん、万博が終わったタイミングで工場見学と文化館見学に行ってきました。
今回の大阪・関西万博でも迎賓館、EXPOホール、パビリオンなど、あらゆる場所にファブリックと床材を納めていらっしゃるので、万博会場内で川島織物セルコンさんの織物を目にしている方も沢山いらっしゃるかと思います。
どれが万博内で川島織物セルコンさんの商品だったかの一覧と説明はこちら:https://www.kawashimaselkon.co.jp/event/expo2025/
川島織物セルコンさんは最寄駅から徒歩7分ほどでアクセス良好な自然に囲まれた場所にあります。

建物の中に入ってすぐ上に飾られているのが大阪・関西万博内のEXPOホール、シャインハットの全面を覆った布!この布に映像を投影できるように白が使われたそうです。

ものづくりの会社さんは分業制が多い中、川島織物セルコンさんは糸の染色から全て工場内で行なっています。敷地内には学校もあり、海外の方も織物技術を学びにこられてました。
糸のサンプルカラーに合わせるために混ぜる作業も手作業。中之島フェスティバルホールなど、日本全国の緞帳(どんちょう)も作られているので、その工程を見させていただいたり、素晴らしい技術のオンパレードで、ご案内いただきながらやんぶさんは”すごい”しか言えてないくらい感銘を受けてました。


様々なアーティストさんとコラボした椅子も展示されていました。






展示物の説明文章も織物による文字でびっくり!


10月末までにはなりますが、川島織物文化館ではゆめ織るEXPO展も行われており、ここにはパリ万博から大阪・関西万博までありとあらゆるものが置かれています。残り少ないですが、無料(完全予約制)なので是非観に行ってみてください。裏に回ると尻尾がある、ミャクミャクのタペストリーもありました。





川島織物セルコンの素晴らしさ、それは170余年にわたる京都の伝統と革新が織りなす、唯一無二の「織と美」の世界にあります。
創業以来、同社は西陣織をはじめとする日本の伝統的な手織り技術と、現代の最先端の機械織り技術を融合させ、他に類を見ないクオリティの織物を生み出し続けています。広い工場内で企画・デザインから、撚糸、染色、製織に至るまでの全工程を自社で一貫して行う体制が、その品質を支えています。
川島織物セルコンのモノづくりへのこだわりは、製品の枠を超えて、日本文化の素晴らしさを世界に発信し、持続可能な社会への貢献にも繋がっています。そして、「織と美」への飽くなき探求心と挑戦が結実した川島織物セルコンのファブリックは、単なるインテリアではなく、空間全体を心豊かに、そして贅沢に彩る芸術品です。その手触り、光の反射、そしてデザインに込められた物語を堪能できた、素晴らしい時間となりました。
スクールの方ではワークショップも行われているようなので、ぜひ皆さまも体験しに行ってみてください https://www.kawashima-textile-school.jp/workshop/





